明日からは暖かくなる
昨日はまだ
冷たい北風が吹いていた
しかし、朝晩は日が伸びて
もう、温かくなるのは
時間の問題
こういう時は春の句をたくさん読まなくてはならない
雨水より啓蟄までのあたたかさ 後藤夜半
啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の第3。雨水と春分の間。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。
今年は3月5日がそれにあたる
いよいよ本格的な春である
この場合の虫は長虫、毒蛇である
僕が育った所は中間山村、今は開発されて大規模住宅になってしまったが
自宅から小学校までは
竹林、鎮守の森があり
途中で長虫に遇うことはたまにあった
塀をつたう青大将
車にひき殺されたヤマカガシ
なかでも
悲鳴を上げたのは
木の枝から
垂れ下がってきた長虫だ
いくたびも花のゆくえをたずねたり 自作