舞い降りた天皇/初代天皇はどこから
この国では、なぜか、意図的に作られた歴史が
独り歩きし
本当の事が覆い隠されてしまう
為政者たちが歴史をねつ造すること...
が常態となってしまっている
隠されているのだから
さて初代天皇は「神武天皇」ということになっている
神様が高天原に降りてきて
というあれだ
まあ、そんなことを信じる人間はいまい
さてそれではどこから来たのかということになる
この国の成り立ちは
倭国にある
北九州に降り立ったのだ
圧倒的軍事力と技術をもって
北九州を支配する
それがそもそもの始まりなのだ
「地獄の黙示録」のカ-ツ大佐みたいなものだ
原住民はすべて奴隷とされる
しかしカ-ツ大佐は一人ではない、たくさんいた
なにせ
朝鮮半島は厳しい風土で、穀物のできも悪い
北の蛮族と、漢民族の支配を受けなくてはならなかった
それに比べれば
この南の島国は
穀物の出来はいいし、なによりも豊富な奴隷を手にすることができたのだ
それがある日どうして
近畿まで移動しなくてはならなくなったのか
それは朝鮮半島の政変に原因がある
朝鮮半島をおさめていた「公孫」が滅ぼされたのだ
もちろん
相手は強大な後漢
さて北九州にある王国はひとたまりもない
そこで、シャ-マン卑弥呼が擁立される
しかし
このまま北九州に本拠を置いても
いずれ強大な漢民族に滅ぼされる
ということで
東征が始まる
伊都国部族の移動である
そして後書きとして
つくられたのが
日本書紀と古事記
ということになる
もちろん、つじつまあわせの場所がおおいから
変な記述は多々みられるということになった
東方の辺境地について、かかれたものは
「魏志倭人伝」ぐらいしかないのだが
これは正史なので
日本書紀も古事記もこれにあわせ
つじつまあわせを繰り返している
そういうわけで、大王が天皇を名乗り始め
先住民族の伝承を吸収し始めたのは
おそらく天智・天武のころとおもわれる
それ以前は
いわば作り物
天皇制が大昔からあるなんて
噴飯ものなのだ