マルティン・ルタ-の生涯
「マルティン・ルタ-の生涯」を
出版したのは1967年の事だった
邦訳版がでたのは1974年
僕の手元にあるこの本だ
上下二段組み500ペ-ジの大著だ
ルタ-が生きていた時代、ドイツは神聖ロ-マ帝国
この本なかなかおもしろい
当時のドイツ、ヨ-ロッパの様子がよくわかる
当時の最高権力はロ-マ教会
それは世俗化が著しくすすんでいた
きっかけは、贖宥状販売へのルタ-の批判から始まる
結果として
カソリックからプロテスタントが分離することになる
もちろん
ロ-マ教会も自己改革をせざるを得なかった
そういうわけでは
ヨ-ロッパの思想を考える上では
最重要人物の一人である
500年前の改革派はいったいなにを考えていたのか
この本のおもしろさは
ルタ-の人間性、弱さについても
深い洞察がなされている
41年ぶりに読み返すと
ずっしりとする本なのだ
僕たちが歴史を学ぶのは温故知新
それが
一番大事なのだ
それにしても22歳の時2500円だして
この本を手に入れた若者は素晴らしいとおもいませぬか
(自画自賛という....)