あたらしいCI戦略を
この本が書かれたのは1991年
いまから25年前なのに
すでにCIは曲がり角を曲がってしまった
という論調ではじまる
2016年の現在CIは過去のものになっている
しかし
断言しておこう
企業・組織のコミュニケ-ション戦略としてはいまも重要度が高い
CIの役割は二つある
1.企業文化の創造
理念の統合を通して組織風土の改革
2.シンボルスロ-ガンの創造
好ましいイメ-ジの形成
そしてこの二つはCIの不可分な部分である
なぜCIが廃れたのかは
ネット環境の不完全形成にあったと僕はみている
マ-ケティングコミュニケ-ションについて浅学なIT兄ちゃん達が
はびこったのが一番の原因であり
その混迷は未だに続いている
もう一つは組織改革の方に振りすぎて
失速したという面である
企業文化を創造しても展開出来なければ
当然の帰結なのだが
それでも
僕はこの国で
CI戦略は必要だとおもっている
新しいCI戦略は
新しいコミュニケ-ション戦術と不可分になる
そして
組織改革とも
だからかなり高度でかつ複雑なことになる
表象はシンプルなのだが
おもしろくなってきたのだがね