花まつり
灌佛の日に生まれ逢う鹿の子かな 芭蕉
4月8日は花祭り、釈迦が生まれた日である
芭蕉の句は初夏に生まれた鹿の子、と詠んだ
そう、もともと仏生会は初夏のものだった、5月下旬から6月上旬
がこれにあたる。
それが花祭りになったのは、明治時代以降、太陽暦になってからである
誕生佛の頭から甘茶をかけるのは江戸時代の初めから
それ以前は言い伝え通り、香水をかけていたという
9匹の龍達が香水をたらして、産湯がわりにしたようにである
小学校の歩道橋に大きな桜の木がかかっていた
一年生たちが元気にわたってくる
にぎやかに天をさしたる花祭り 自作