机上の空論
四月からの医療費診療報酬改定がでていた
かかりつけ医の報酬をあげ、大病院へ初診で来ないよう、大病院初診料を上げた
しかし、我が国の医学界は、そもそもかかりつけ医を作る仕組みがない
高度専門化のドツボと、老人医療の津波にさらされているのだ
こういう場合使うことわざが
「机上の空論」
そういえば未だ収まらない
マイナンバ-の配布活用も、これに当たる
企業の組織改革も「机上の空論」になっている場合があるのだが
これは、心配ない、なぜなら、そのままなら潰れるからだ
自然淘汰されない組織ほど
「机上の空論」は根深くはびこることになる
社会コストという意味ではとても無駄な事なのだ
そういえば
大学の社会人入学というのがあった
僕は社会を経験してきた人が、大学で学ぶことは
とても有益なことだと思うのだが
おうおうにして
二つの不幸が重なるためうまくいかない
一つは「受け入れる大学側の不勉強」
もう一つは「社会人学生の勘違い」
伝統継承文化的学問なら、まあなんとかなるのだが
経営学になると
この問題は深刻になる
学問は普遍を教えるもの、特殊は教えない
おしえられる学者が少ない事もあるのだが
だから学んだ事が生かせない
生かせなくて当然なのだ
普遍を特殊に変換するのはコンサルタントの仕事なのだから
昔国立にある某大学の社会人MBAに通っているひとから
授業ないようについて、相談を受けた事がある
その大学院のプログラムを詳しく聞き
まさにね
立派な普遍、机上の空論、であった
お役所はいいよな
机上の空論でも