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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

ベルンの奇蹟

ドイツ映画「ベルンの奇蹟」は2003年に公開された
主人公の一人ヘルム-ト・ラ-ンは公開前に亡くなっている

日本では2005年、ドイツW杯目当てに公開された
ベルンの奇蹟_d0202960_9163144.jpg


映画の主題はドイツ国民の家族愛
太い縦糸は、もちろん西ドイツ代表チ-ムのW杯優勝
1954年、スイスでW杯が開催された
戦後初めてのw杯は1950年ブラジルで開催され、ブラジルがマラカナンでウルグアイに敗れ
白いユニフォ-ムが黄色にかわったのは有名なはなしだが

4年後欧州でするさい、戦争の被害をうけていないのはスイスだけだったので
ここでW杯が開催されることとなった、参加国は16カ国、おもに欧州12カ国南米2カ国中米1カ国、そしてアジアからは韓国が参加している
この大会敗戦国、西ドイツと日本が参加を許された(日本は予選敗退)

ル-ル地方エッセンに住むマチアスは11歳、チ-ムエッセンのヘルム-ト・ラ-ンの鞄持ちをしている
マテウスの家族は母と兄、姉、そしてソビエトに11年前から抑留されている父親の5人家族

ラ-ンは代表チ-ムに呼ばれるが、右サイドはクロ-トが務め、ベンチ要員
代表監督のゼップ・ヘルベルガ-はラ-ンの才能を認めてはいるが
問題児だとおもっている

マチウスの父親が帰国することになる
ソビエトに11年も抑留され、帰って来た父親は、戦後の西ドイツには適応できない
恩給も支給対象外にされ
炭鉱の仕事もドリルの音が機関銃に聞こえパニックになってしまう
家族にたいしても、威厳をもっているつもりだが、かえって反発を受けてしまう
妻の誕生日に、マチアスが飼っていたウサギを料理してしまう

そんな八方ふさがりの父親が神父に相談に行く
帰り道、野原でマチウスたちが使っているボロボ-ルでリフティングから
バイシクルキックを決める
そのときの顔は吹っ切れた男の顔だった
戦争前フットボ-ラ-として有名だった男の顔である

さて西ドイツ代表はグル-プリ-グでハンガリ-に3-8と大敗してしまう
マチウスの母親がやっているバ-ではテレビを入れ、50ペ-ニッヒをとり、パブリックビュ-イング
エッセン市民の失望した顔

ゼップヘルベルガ-監督は、掃除婦のおばさんと、主将フイリッツ・ワルタ-との会話で
吹っ切れる、難はあるが、ラ-ンを使おうと

そこから西ドイツチ-ムの快進撃が始まる
ユ-ゴを2-0、オ-ストリアを6-1で下す
決勝の相手は、グル-プリ-グで負けたハンガリ-
当時マジックマジャ-ルと呼ばれ4年間無敗のハンガリ-は準々決勝でブラジル
そして準決勝ではウルグアイという、前回大会のファナリスト2チ-ムと死闘を繰り広げ
決勝戦に出て来る

朝方マチアスは父親におこされ
これから、ベルンに行こうと言われる
車は神父さんから借りてきたという

スイスは朝はいい天気だったのに、まもなく雨になる
アディダスラ-の取り替え式スタッドのスパイクが威力を発揮する
決勝戦前半、ハンガリ-が2点先制する
前半終了までに、は2-2となる

そしてやっとマチウスは試合に間に合う
ヘルム-ト・ラ-ンのボ-ルボ-イに試合中、ラ-ンは気づく
そして決勝の一点

1954年7月4日
西ドイツ代表はW杯で優勝した



2日後シンゲン駅、帰国の西ドイツ代表チ-ムは国民の歓迎を受ける
マチウス親子も、記者証を拾い、ラ-ンに会い、冷たいビ-ルを2本ラ-ンに渡す
父親は
「男は泣くな」といっていたのに東ベルリンに行ってしまった長男ブル-ノの手紙をマチアスから受け取り泣いてしまう。

ドイツはナチの頸木からはずれ第一歩を踏み出した
一方日本は支配階級はそのまま温存され、今の苦しみを子孫が味わうこととなる
その象徴的な映画なのだ
1945年5月1日ナチス第三帝国の宣伝相ゲッペルスは自殺した
そして、わずか9年後の
1954年7月4日
希望の一歩を踏み出した

我が国が2015年のいまも天皇制支配下にあり
国民が不条理に苦しんでいるのとは大きな違いである
by kongojiamarron | 2015-06-08 10:20 | フットボ-ル | Comments(0)

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