組織改革は人「働くということ」ロナルド・ド-ア著
雑食型コンサルはなんについても
いちおう詳しくなくてはならない
しかし大昔のコンサルタントとは異なり
細密な分野は分野分野の専門家と組むことになる
そのためには基本的なことがわかってないといけない
今の課題は
起業化が採算ベ-スにのらない訳を教え
地域活性化の要諦はそれで食える人を増やすこと
の2点なのだ
「働くということ」
にそのヒントは隠されている
ド-ア氏は戦後から日本の労働市場について詳しい
ケインズが「21世紀の初頭には、私たちは週15時間程度働けばすむようになる」
といった予言とは逆方向にひたすら転げ落ちているきがする
きだけでなくて
労働がコストに算入されて定着しつつある
ただ人は育てなくては定着しないし
組織は確固たるものにはなりえない
一時的な不況下での低賃金・非正規雇用で経営をなんとかしている
無能な経営者諸君はこれからが正念場だろう
低賃金・非正規雇用が主力だった外食産業は
数年前から
リクル-トのコストが馬鹿にならなくなってきている
採用費の負担が重くなっていることに気づき始めた
多業種でも、新興企業は大きくなるとき
かならず人不足になる
それも頭数だけでなく、人材のクォリティが求められるのだ
ここを解決しないで起業の話は前には進まない
この本が書かれたのは2005年の事
そして
かれの予言は
予言でなくなりつつある
これからの経営者必読の一冊である