いそがばまわれ/中間管理職の育成
トップマネ-ジメントの能力欠如を補う役割を果たす
そこには専門能力は必要とされない
部下の育成、組織の効率化も求められない
その組織で便利屋としての能力のみが重要なのだ
水ぶくれになった組織ほど人材を外に求める
求めるのは勝っ手だが
そんな人間は日本の労働市場にはほとんど居ない
勝手な思い込みはリクル-ト社をもうけさせているだけなのだ
僕自身優秀な中間マネ-ジメントを30代の時
2社で勤めたことがあった
もちろん二社とも立ち直ったのだが
日本の会社では出る釘は打たれる
そのあとの扱いはひどいものだった
個人が引っ張るには限度がある
この経験が組織改革は外部スカウトでス-パ-マンを起用すべきでは無いという
僕の意志の根拠になっている
中間管理職を育てるには10年あればいい
10年の余裕を作れないトップマネ-ジメントはその任にあらず
95%の会社はこれでこけている
何とかなっている場合は一時的にス-パ-マンが在社しているばあいだけ
というお寒い事情なのだ
個人商店でなく
組織にするなら
人材育成は不可欠なのだ
この国が病んでいる理由は大学入試にある
入試偏差値をその後38年のビジネスキャリアの位置づけにつかうというのは
既得権以外のなにものでもない
ラベル大学ほど教育しない
企業もキャリア育成をしなくなった
このくにがデフレスパイラルから抜け出せず
奈落に落ちていく理由である
2012年は組織改革
いそがばまわれ