「花にもの思う春」白州正子
白州次郎は嫌いなのだが
白州正子女史は評価するところ大なのだ
日本の三大和歌集といえば
万葉集
古今集
そして
新古今集
なのだ
万葉集と古今集の間には150年の間があり
古今集と新古今集のあいだには300年の間がある
白州女史がとりあげた
新古今集は完成度は高く
ぼくにいわせれば
終わりの始まりの様な気がする
つまり和歌の完成形であるのに
後は無い
そして
花
という題で白州女史がかいたのがこの本
もちろん
最終項には
西行
がかかれている
新古今集和歌集では俊成の72首定家の46首を押さえ
94首と圧倒的に多い
なにとなく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山
日本の宝のはなしである
ぜひ
ご一読あれ