ブログトップ

コンサルの独り言

kongojia.exblog.jp

マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

耳際に松風の吹く夜永かな  一茶

もらい物のピォ-ネを食べる
ス-パ-で売っている物とちがい
歯をたてると...
押し戻す程の弾力がある

d0202960_07355398.jpg

もともと僕は葡萄は好きではなかった
実家には葡萄棚があり
マスカット種の葡萄がそれこそ見事に成る
春先に芽吹き
白い花を一斉に付けるのはとても見事なものだった

葡萄には素人の父親が袋をかけるのだが
立派な実になって
食べられるものはほんのわずかだった
有る夏、僕はなぜ大部分の実が腐るのか
ぴんとひらめいた

そう、葉が多すぎたのだ
密集した葉を1/3までカットして、透ける
空が透けてみえるまでにした
その年の秋は、マスカットを充分楽しめた


葡萄がそんなに好物ではなかったのは
店頭に並んだ物はいずれも食べる時期を失しているからだ

20年近く前、山梨から
軽トラで葡萄を売りに来るおじいさんがいた
自分の畑で前日に採れたものだ
ここで始めて取れたての、ピォ-ネに出会うこととなる


おじいさんは10年ぐらい前に亡くなった

そののち店頭でピォ-ネを買い求めても、あの味には出会えなかった

昨日もらったものは
ぶどう園で直接もいだもの
ああ
この味なのだ

懐かしき思いを噛みて黒葡萄  自作


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-25 04:34 | グルメ | Comments(0)
ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタインは
1951年4月29日、誕生日の3日後、62歳で亡くなっている

かれは20世紀で最も重要な哲学者である

しかしウィキペディアを見るかぎり、その評価は「メタ哲学」に終始し
本来の彼の哲学者としての重要性は記述されていない...
なぜなら
かれにとって前期の言語哲学は前段であって
後期の「哲学する事」のほうがはるかに重要なのだが


この哲学の課題は未だ進行中だからだ

1998年の現代思想1月号はウィットゲンシュタインの特集なのだが
死後50年近くたっている時点での評価はここに集約されている

d0202960_07154167.jpg
残念な事だが

かれが生前に出版した本は20代のころに書いた「論理哲学論考」だけ
大修館からでた12巻の残りは、死後弟子達のノ-トから書き起こされた
そして後期作の代表として「哲学探究」があり
前期と後期に分けた解説を、したり顔でしている人がいるが
(ウィキペディアを書いた人間もそのひとりなのだが)


かれの考えはずっと一貫している

論理哲学論考の最初は
「世界は実際に生起することのすべてである」
ではじまり
「語り得ないことについては沈黙しなくてはならない」
で終わる


言語哲学者達はこの言語で語られる範囲を厳密に規定して「哲学」だと思っている
いってみれは、言語で規程できる範囲なのだから
それは簡単なはなしなのだ
そして、ウィ-ン学団ができる


しかし、ウィットゲンシュタインが言語内を規定したのは
その外側を考えることこそ
哲学だと、いいたかったのだとおもう
内側は科学的に考えられる

外側こそ哲学の課題であると言いたかったのだとおもう


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-24 03:26 | Comments(0)

原田泰治の画集から

d0202960_07150916.jpg
かれは何気ない風景から
新鮮な驚きを切り取る魔術師

...

画集は1988年版だから
これは昭和の川越ということになる


20年以上前、東武東上線沿線に住んでいたので
川越はよくいった
まだ観光地化するまえの川越だ


さかのぼれば40年近く前
東武東上線沿線の大學に通っていた

400年近く前に建てられた時の鐘は
川越のシンボル、今の建物は4代目
午前6時、正午、午后3時、6時と一日四回時を告げる


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-23 05:23 | 風景 | Comments(0)

この間某大學の改革がぽしゃった話をしましたが
そんなに高額なフィは要求してはいません
ただ断るだろうな、という金額提示をしましたが


何校かの教員評価と賃金テ-ブルを作った事があるので...
相場はわかっているのです
この商売、いくら相手が嫌な奴でも、こちらから断ってはいけません
相手に断ってもらうのです


とくに気に入らなかった学校だとおもったのは以下の点です
「学部の定員はなんとか今年も充足したんですけど
大学院はもう4年も定員割れしているんです」という
よくあるはなしだ
18歳人口が減少したさきで文部科学省がやったのは大学院の定員増
そしていづれの大學も
高学歴ワ-キングプァを大量生産したのです
呆れることに、いまだに生産しつづけております


で、御校の教員は何パ-セント自校出身者ですか?
ときいてみたのです
なんと10%をきるといいます

え、

大学院の博士課程を終えて、自校で雇わないの?
それって自分の教育を否定していません、か?


教育品質の無い学校の大学院が定員割れするの当たり前だとおもいません
おもわないなら
頭おかしい
(自慢じゃ無いけど母校も頭おかしい)

ということで
この本を頭がおかしい大學人達にお薦めしておききましょうね

d0202960_08230660.jpg


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-22 04:26 | 教育 | Comments(0)

昨日の夜は
府中シンフォニックウィンドアンサンブル
第29回の定期演奏会を聴きに行った

d0202960_07391372.jpg
いつもいく2000人収容の大ホ-ルではなく
500人収容のウィ-ンホ-ル...

d0202960_07392320.jpg


それでも入りは7割程度
おそらくほとんどの人達が楽団員の関係者
初めて聴く吹奏楽団なので期待してなかった


それは中高の稚拙な吹奏楽を飽きるほどきいたからだ
この楽団も第五中学校OBから発展してきた
イントロから2曲目のゴジラまでは
力が入りすぎて聴かせるというには疑問符がついた

前半はポップス
後半はクラッシック
という二本立て

d0202960_07393325.jpg


一曲毎に解説が、うっとおしく、はいり、
指揮者は、おお、学校の先生タイプの指揮者
しかし、曲がすすむうちに
楽団員の堅さがとれてきた


イェスタディワンスモアの前に
親子の楽団員の紹介があった
なんと5組も親子で参加している

前半は可も無し不可も無し
アマチュアとしては、レベルは高い


そして後半だ
前半のティシャツ・ジ-ンズから一転して
正装で現れた楽団員は
「ロ-マの謝肉祭」を聴かせてくれた
これは素晴らしいできばえだった
ストリングスでしか聴いたことのない
ベルリオーズの世界を現出させてくれた

最後はカリンニコフ
これは少し力足らずだったが
全体を通して
満足、満足
アンコ-ルは2曲もきかせてくれた

聴衆の帰り道がはずんでいた

d0202960_07394193.jpg

残念なのは聴衆が仲間内だけで少なかったこと


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-21 07:41 | エンタメ | Comments(0)

朝顔や一輪深き淵のいろ 蕪村

d0202960_08231753.jpg

朝顔は奈良時代遣唐使が下剤として
中国からもちかえったもの
花はいまほど大きいものではなく...
小ぶりの空色一色だったという

時代がくだり
江戸時代文化文政の頃から
朝顔作り、品種改良が盛んになる

朝顔の季語は秋
ちょうど今頃から句に詠まれる


ゆめをみし朝顔咲いて雲がいく  自作


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-21 04:22 | Comments(0)
  1. 読み終えてしまうと
    やっぱり、村上春樹氏は
    こういう終わらせ方しか出来なかったのだろうと
    妙に納得してしまった
  2. d0202960_07434535.jpg
  3. 60を遙かに過ぎた作家が描く主人公
    多崎つくるは36歳、
    名古屋出身の独身、駅を作るエンジニア

  4. かれには高校時代仲のいい4人の男女がいた
    その四人の名前にはすべて色がついていた、
    赤松
    青海
    白根
    黒埜
    である
    5人は高校時代の仲良しグル-プだった
    一人だけ名古屋から東京の大学に進学した、多崎つくるは
    20歳の時、4人から絶交されてしまう

  5. 36歳の時にできた
    38歳のガ-ルフレンド沙羅はその4人に会って
    なにがあったのか聞くことが大事だといい
    4人の居場所を突き止め
    つくるに過去探しをするようにいう
    つくるは巡礼にでる
    というのが大筋なのだが

  6. 主人公に主体性はない
    16年もの月日は人間を変えてしまうには充分な年月なのだ
  7. マドンナだったシロは16年前にレイプされ
    妊娠し流産し、そして6年前に誰かに絞殺されて
    すでにこの世にはいない
    もうひとりの女性、クロははるかフィンランドにいる

  8. 男二人には、名古屋で会うことになる
    男二人はつくるをグル-プから排除したのは
    誤解による間違いだったと気がついている

  9. この作品の白眉はつくるがフィンランドまで、クロに会いに行くところだろう
    クロは昔、つくるが好きだった
    いまはフィンランド人と結婚し、子供が二人居る
  10. そのクロは沙羅を逃してはいけないという

  11. さて
    主人公は精神的に
    高校生からは一歩も前に進んでいないことに
    読者はきづかされる
  12. 沙羅に他の男の存在を聞いてしまい
    待たされたままエンディングとなる

  13. そうこの物語は
    巡礼はまだ終わってはいない
    次の一歩はこの先に存在している
  14. さすが偉大な習作作家らしい結末のつけかたである

[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-20 07:46 | エンタメ | Comments(0)

d0202960_07291527.jpg

うつせみや

はかなきよに

たびだちて...
   自作


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-20 04:26 | 風景 | Comments(0)

企業のトップとお目にかかる事が多いのだが
95%はダメ人間、

ダメでないとお客さんにはならないのだが


ダメなのを自覚していればまだましな方
しかし、自覚はない場合がほとんどだから
企業は生き残れ無い...

d0202960_09542203.jpg
この本は、そんな事を書いた本

考えてみれば企業トップというのは実践で鍛えるしかない
教育体系はない


大きな会社なら、40-50代に子会社を任せ
結果を出させる、というのが一つの方法として確立されている

藤本氏の指摘は
直ぐに都合の良いメソッドを取り入れるトップの多いこと
年俸制・成果主義
360度評価
フラット組織
ボトムアップ

本質的な部分を理解せず
都合の良いところだけ取り入れる
そのための弊害の方が大きいですよ
という
この本の指摘は正しい


そんな会社
たくさんみてますからね

CEOとCOOの肩書きについては笑った
つい最近、その様な会社の人に会ったからだ

会社は組織、組織は人
人は人財
右左にスカウトできるほど、世の中はあまくない


さすがにスカウト人事を会社の中心といいはる
馬鹿トップはいなくなったが
組織改革と人財育成にお金を投下する企業はまだ少ない


日本がバブル崩壊した90年代以降
米国流経営手法が
都合の良いところだけ取り入れられ
混乱の20年だったが
そろそろ
目が覚め始めた感がある


遅れているのは
貴方の会社だけですよ


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-19 04:52 | 組織改革 | Comments(0)

素敵なタイミングと絶妙なタイミング

組織改革にはすべてタイミングというものがある


ぱっと散ってしまう組織というのは
そのスタ-ト時期からわかる...
会社設立から発展するかどうかが
おおよそ見えてしまうものなのだ


30年間二〇〇社に近い会社を見ていれば
それはよくわかる
いってみれば、マラソンと同じなのだ
何の準備もトレ-ニングもしていないひとが
42.195kmは走れない
走りきる体力、走力をつけなくては
スタ-トラインには立てない
(立っちゃつている人もいるけど)

どの位のペ-スでいくのか
エイドステ-ションには何を用意しておくのか
シュ-ズはサングラスは帽子は
と考えると、号砲がなるまえに
70%は勝負がついていることがわかる


組織改革もまたしかり
実際に着手する前の準備が出来ていないと
改革はできない
周到な準備が出来ていても100%成功しないのに
準備なしでは成功率は博打に近くなる


しかし
この世の中は
その準備という事が全くわかっていない経営者もどきが多い
相手するだけで疲れるタイプ
そのくせ
共通してプライドだけは高いと来ている
あの
それでうまくいけばいいんですけど
こういうひとは皮肉を言っても通じない


コンサルは素敵なタイミングで提案する
これは癌でいえば第一期、99%完治できる
しかも面倒はいらない
ただ、本人に自覚症状が無いため
ほとんどの場合、何の事かわからず拒否される


不幸なことだが、現実である

絶妙なタイミングというのは
癌で言えば2期と3期の間
手間暇はかかるが
本人に自覚症状はあるし、出来ないことは無い
ただ
ここを逃すと
実は手の打ちようがない段階にはいる


頼まれてもやらないほうがいいのだが
金のため時々、悪魔に魂を売ってしまう
この4期はこちらからは提案したり売り込みはない
患者さんの組織からただ依頼があるだけ
延命させるか
それとも.....
安楽死か

あまり面白くはない

コンサルに提案されているうちは
まだ治癒できる範囲だとおもって間違いないが

うるさくいわなくなったら

あとは知らない

別に怪談でもなんでもない


[PR]
# by kongojiamarron | 2017-08-18 04:55 | 組織改革 | Comments(0)