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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

2017年 09月 04日 ( 1 )

マ-ケティングの基本は市場分析
現在の市場がこれからどうなっていくのか解らなくてははなしにならない
これからどうなるかは、過去のトレンドを丁寧にたどれば
予測はつく


市場は人口動態と人々の意識で成り立っているのだから...
これは社会科学、すべては予測可能なのだ

さてそんななかで、一つの事象をあげておこう
この話は、全体では無く、変化する部分を捉えた物で
僕自身は、お金になるところでは、この話はしない

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なぜならマ-ケット形成プロセスに少し難があるからだ
しかし、この話は一頃社会学を席巻した

「パラサイトシングル」とは親の消費に寄生(パラサイト)して
生活する独身男女のこと、1990年代の終わりに社会学者山田昌弘氏がいい、この本は1999年に刊行された
ストックを持つ親にパラサイトしている娘息子たちは生活維持のための基本的消費をしない、住居費・光熱費・基本食費、その余剰分はエルメスやビトン、ガンダムに向かうというものだった。


丁度このころ僕は中高年独身市場のレポ-トを作っていた
ぼくからいわせるとパラサイトは一部の事象である
しかもそのまえの長男長女の時代の影響を強くうけているし
かならずしもヤマダ氏のいうパラサイト消費が成り立っているとは言いがたい、という結論をだしていた

つまりマ-ケットとしてのトピックではあるが、未婚化非婚化の要因ではない、消費の本質でもない。
じつはパラサイトの根本原因は、家族の崩壊なのだから
未分化のまま、家族形成をしない世代が醸成されていくというのが僕の主たる主張だった。家族形成しなければ世帯財消費はしなくなる、ストックも作らなくなる。

僕の主張が正しかったのはその後ヤマダ氏の混迷著書でわかる


ひとつは「パラサイト社会のゆくえ」パラサイトの本質がわからないためかれは貧困パラサイトという概念をつくりだし、そのさきにやっと家族の崩壊という事に言及し始めた。先の見通せない学者先生というのはこんなものである。


かれの間違いの根本は消費という指標を分析する面がとても甘かった点にある。社会学者としての限界なのだか

ここまでは一昔の話
そして僕たちは2017年に生きている

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「サザエさん」や「ちびまるこちゃん」がノスタルジックに憧れられ
「ビックダディ」が話題になる現代に生きている
三世代同居の家族とか大家族というのが特異現象であることをあらわしている。

社会の構成単位は家族では無くなっている


ノスタルジック政党の自民党が経済政策が全く出来ない理由でもある
我が国の約4400万世帯の1/3は単身世帯、しかも世帯主の年齢は若者と高齢者だけではなく、各年代にばらけている

厚生労働省が考えている介護の家族押しつけは現実的では無い
65歳以上の高齢者世帯の75%は子供と同居していない、という現実がわかっていない。


30年近く前の僕の新しい社会システムの提案は家族ではなく、「リファレンスグル-プ」の形成ということだった。ただ為政者達の政策課題には未だになってはいない。
最近の「墓ともブ-ム」「NPO設立ブ-ム」をみると意識が実態に追いつきつつあるとの感を強くするのだ

という事をかんがえると
マ-ケティングの新しい潮流が見えてくる


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by kongojiamarron | 2017-09-04 04:05 | マ-ケティング | Comments(0)