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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

2017年 07月 21日 ( 1 )

大學を出て10年ぐらいたったころ
恩師と酒の上のはなしで
新しい文学賞を作ろう、という話で盛り上がった


それは菊池寛が作った、コマ-シャル文学賞のみが突出していたためでもある
そのとき、すでに純文学は死んでいたのだから


イベントはやらないよりやったほうがいい
文学が意味を持たなくなったとしても
それは創作家が劣化し、読み手がいなくなったためなのだから
にぎやかしの漫才師がもてはやされてもいたしかたはあるまい
それにしても
新人純文学作家の登竜門としてのこの賞は作家が全く育たない賞になりはててしまった

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コリン・ウィルソンが1965年に書いた「新時代の文学」という本がある
実存主義がもてはやされる以前に書かれたほんである
彼はこの本で持論である人間の進化について述べている
つまり人間は進化するということ以外に生の意味は無く、意味なく生きる事は死と同じだとのべているのだ


そこにこそ「文学と哲学」がある意味がある

文学の意味をはっきりと自覚したのは、近代人である


在る文を引用しておこう

文学が切実に読者に求められていた時代が終わったとき、人々の胸の中からあらゆる理想が消え去ったのである、理想が存在する時、人はどんな情況でもたえらられる。しかし、理想を無くしたとき、人はただ、目の前の現実に突き動かされていきるしか無いのである。時代と人々から理想が消えたとき「文学」はその最大の支援者を失った。そして、ひとが呆然として生きる他なかったように「文学」も又呆然として、ただ生きるしかすべはなかったのである。
「坊ちゃんの時代」解説高橋源一郎、より引用


さて、人間として存在している以上
なんども
なんども
おなじ問いかけをしなくてはならないだろう


そして
指針となる本物を探し出す努力がいるだろう
偽者は要らない


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by kongojiamarron | 2017-07-21 01:22 | Comments(0)