痴の世界
雨の日は「暗黙知の次元」を読む
この小冊子に書かれていることは、別に新しいはなしでもなんでもない、ウィツトゲンシュタインが何度も後期の繰り返し彼の著書で述べている
ただこの書は1980年に出た、そこが大事な点である
哲学が瀕死の床についた時期である
マイケル・ポランニー(英: Michael Polanyi ハンガリー語: Polányi,Mihály(ポラーニ・ミハーイ), 1891年3月11日 - 1976年2月22日)は、ハンガリー出身の物理化学者・社会科学者・科学哲学者。
さて我が国の最新の著書「日本の反知性主義」がでた
これを見る限り、知性は植物人間状態にみえる
なぜ
そんなことになってしまったのか
原因はシンプルである、知性無きものでも
発信能力を持つことが可能になったためである
短文の後ろには最初から知性は無い
かんがえなくてもいいことの垂れ流しである
少しは冷静に考え事をすべきであろうが
不思議な事に考え事をしないひとの方が
もてはやされる
大衆は知性を嫌っている
というより、理解の外なのだろう
知性が権威と乖離し始めて
闇の中をさまよっている状態は
はなはだしくよい状態とはおもえない
考える事は
直ぐに出来ることでもない
なんども繰り返しの修練が要るのだが
この国では
晩成は好まれないらしい
今日も雨