コリン・ウィルソン「アウトサイダ-」
コリン・ウィルソンは3年前亡くなった
いつまでも亡くならない
とおもっていたのに
さて、かれの名前を一躍世間に知らしめたのは...
「アウトサイダ-」だ
僕自身は彼の小説「暗黒のまつり」からはいったので
この本をてにしたのは1974年頃
出版から20年過ぎていた
この人英国の労働者階級出身者
職を転々としながら
昼間は大英博物館で書き上げた作品
一夜にして有名になり
「怒れる若者」組に編入させられた
本人は心外だったようだ
この本、字が細かいので再読するきにはなれないのだが
彼の主張を大まかに言えば
人類のうち、指導者たる人間は全体の5%である
その5%の人々が本来の役割を果たさないとき
社会は不安定になる
もう一つは人間は可能性をもっているのに
日常のオ-トマリズムに簡単に捕らわれてしまいがちだ
生きる意味はそこにある
というものなのだが
この本がでて60年以上たってしまった
相変わらず
人間は
進化していないように見受けられる