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コンサルの独り言

kongojia.exblog.jp

マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

日本の食、しんじろうがほうかいを早める

1977年米国ではマクガバンレポ-トがでた
米国人の10大死因のうち6つはその食生活からきている従って
食生活を変えていかなくてはならないというものだった

食生活の改善指針としては以下の6つが指摘された...
1.炭水化物の比率を(全カロリーの)55-60%に増やす。
2.現在40%の脂質を30%に減らす
3.飽和脂肪酸を10%に減らす。多価不飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸を10%にする。
4.コレステロールを1日300mgに減らす。
5.砂糖を15%に減らす。
6.塩分を3gに減らす。

この食生活の指針は、米国らしく、畜産業界、砂糖業界等等から
すざましいロビ-活動をうけ、今では全く変節した、食生活指針が発表されている
だれも信用していない、しかしマクガバンレポ-トの衝撃だけは米国に残った
その当時理想とされたのは昭和30年代の日本の食生活だったのだから
米国の日本食ブ-ムの根底は、実はワンジェネレ-ションを越えて、根が深い
しかし、土壌改良をともなわない、根の深さなのだ

一方我が国では1985年厚生省が食生活指針を発表している
日本の食、しんじろうがほうかいを早める_d0202960_08340137.jpg

・主食、主菜、副菜をそろえて
・一日30食品を目標に
・動物性の脂肪より植物性の油を多めに
・食塩は一日10グラム以下を目標に
・こころのふれあう楽しい食生活を
というものだった
理想とされた日本人の食生活が崩れ始めた頃だった

それから20年たち
2006年にNHKが「日本人の食生活調査」を実施し
まとめたのが写真の本だ

2005年に「食育基本法」が制定された後のはなしであ
5年後に放射能汚染食品が市場に出回る前の話である
TPPの話は具体化されていない頃のはなしである
非正規雇用が4割に達していないころの話である

2017年の今日を確実に予測したレポ-トでもある

僕自身は食品及び外食マ-ケティングに長年関わってきているので
ここしばらくの潮目がわかる
各地でバックトゥベ-シックというかたちで、食生活改善にたちあがる
地域・企業・起業家のみなさんの多いこと多いこと
しかしほとんどが累々たる屍を築いているのも事実なのだ
なぜ
そうなってしまうのか
意識が先で具体的手段の構築が出来ていないためである
そして宗教者なので排他的になる
排他的だということに気がついていない

そういういみでは
この戦線負け試合に近くなっている

小泉しんじろうが自民党の農林部会長になったときから
我が国は確実に滅亡に向かい歩みをすすめた


なんとかせねば
と新春からため息をつく

by kongojiamarron | 2017-01-13 03:24 | 政治 | Comments(0)

by kongojiamarron