今年亡くなった人の中でもっとも残念だったのは
この人
鬼塚 英昭(おにづか ひであき、1938年1月6日 - 2016年1月25日)は日本のノンフィクション作家、竹細工職人、郷土史家。家業の傍ら、国内外のありとあらゆる関連書を渉猟・読破、関係者にも精力的に取材を重ね、郷土史家として私家版の歴史書を書き上げる。その読書量は膨大...
日本の現代史家達は大嘘の中に生きている
いやそれどころか、嘘に嘘を塗り固め、その中で地位と財産を築いている
彼に比べれば、はんとう、ほさか、などはくそである、
いやくそにむらがる、ウジ虫か蝿みたいなものである
この人の、丁寧な資料の読み込み、インタビュー、を基にした著述活動には頭が下がる
彼の著作群は日本人の宝てもある
その彼の処女作、いまから14年前、64歳の時自費出版された
彼の原点でもある
すべてのひとにとって「原点」は、嘘をそのまましんじるのではなく
WHYでなくてはならない
この物語は、事実を基にした、フィクションなのだが
終戦時、大分県別府市は空襲されることなく、無傷で生き残った
なぜなら米国は占領後、ここに米兵の巨大性欲処理場を作るためだった
巨大性欲処理場は、日本国の税金で作られた
指示したのは、近衛文麿、実際に動いたのは、池田勇人である
週間モ-ニングに連載されている「疾風の勇人」の池田勇人である
(もちろん池田氏の暗部はこれだけには止まらないのだが、表からは消されている)
米兵達は、日本紙幣をもって女達を買った
当時一般男子の平均月収が160円の時代
一億の金が、日本勧業銀行から、主税局長の池田勇人、の国策売春会社になんの担保も無く即金で支払われている
当時小学生だった鬼塚氏のWHYが
五十年以上たって
この私家版を書かせたのである
写真は、その十年後、
出版社から改めてだされたものである
昨日行きと帰りの新幹線の中で読み切った
それにしても惜しい人を亡くしたものだ、と嘆息
ご冥福を祈ります