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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり  万太郎



久保田万太郎のこの句は晩年の句である、家族や友人を失い
孤独な死を数ヶ月後にひかえての句である
湯豆腐がことこと煮えて、うすあかりをまとうなかに
人生の終着を詠んだ句なのである
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湯豆腐は豆腐を茹でるだけのものである
僕が小学生の頃、ある日突然それがかわった
父親がどこかの料理屋で仕入れてきた知識で
白菜と鱈がくわわった
生醤油だけだった付け汁は、鰹節と刻み葱が加わった

幸いにして、いままで転居した先には必ず美味しい豆腐屋さんがあった
年をとると、具材なしの湯豆腐の味がわかるようになる
水と大豆とにがりだけ
シンプルなだけに奥が深い

写真は亡くなった「翁屋」の主人が最後に作ってくれた湯豆腐

湯豆腐の匂いかすかに人想い  自作
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by kongojiamarron | 2016-11-18 04:47 | グルメ | Comments(0)