下流社会
の編集長、裏付けはともかくとして
切り口はなかなか刮目すべきものがある
その彼が10年前に書いたのがこの本
「下流社会」
僕は1995年に
我が国は総中流から、階層化して
下層階級が形成される
その時期は2007年頃というレポ-トを作っている
それに先立つこと2年前の調査3本から作った本である
実質的所得より、下流という意識について述べている
三浦氏はこの本で「下流」というのは
単に所得が低いという事では無い
コミュニケ-ション能力
生活能力
等等、人生への意欲が欠けている層だという
1995年の僕のレポ-トでは
経済(経世済民)お金がまわらなくなる
というはなしから、ネオ下層階級がまずは出現する
という指摘からはじめた
親の世代は持ち家でストックとしての資産をもちながら
その子達は、非正規で、パラサイトしている
いずれ
相続という潜在的富裕になれるという期待があった
しかし
親の資産は目減りし、何よりも老人自体が大きな負債として
のしかかってきた
これが現在である
ネオから本物の下層階級が形成されてしまったのだ
これは今後のマ-ケティングにかんしていうと
かなり大きなファクタ-となる
現に消費性向が
耐久消費財に向かなくなっている
のはそんなところにある
それだけではない
この構造は
社会保障制度の崩壊を加速化させている
あれ
アベノミックスって経済政策
って
どうなったの??