「死に至る会社の病」
日本の経営者は組織形成については、全くの素人
よく、そんなんで、組織が維持できますね
という程度
まあ考えてみれば
日本の組織はたこつぼ型、経営陣の移動は無いし
学ぶ事もすくない
ひところ大企業では
若手のうちに子会社の経営者として出向させ
実際の能力をみて、本社に戻す、という
いい習慣があったのだが
これは人事を長期的にみられる企業のみ
起業家にとって、組織をいかに作り上げていくのか
というのはとても重要な課題なのだが
世の中の起業家あおり、セミナ-ではそのような観点があるところは少ない
いくら意識付けしても、事業は大きくはならないし
組織は強くはならない
この大塚氏の本は、企業にとって大事な
コ-ポレイトガバナンスについて書かれている
2007年に書かれた時点で、世間がもっと注視してれば
これほどブラック企業が繁茂することはなかっただろうに
組織改革のコンサルというのはもっとドロドロした事をしているのだが
成功した事も、失敗したことも、公にしにくい
しかし
これだけは確実に言える
「組織はほっておけば、必ず腐敗する」
どんな組織であったとしてもだ
だから改革の仕組みが必要なのだ
体質改善がいいのだが
企業は生き物なので外科手術の方が早いことは言うまでも無い