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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

奨学金のはなし

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何日か前に、日本学生支援機構の「闇金化」の話をゲンダイで読み
こころを痛めていた


昨日の東京新聞には、法政大学の先生の良い話がかいてあり
半分喜び、半分は悲しい気持ちがさらに深まった
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昔「日本育英会」という特殊法人があった
小泉竹中政権で独立行政法人になり
闇金と化した
米国の教育ロ-ンと同じ道をたどっている

今の日本の大学がコストパフォーマンスが悪いのは周知の事実である
貧民階級に堕ちる、という強迫観念から
大学の進学率は伸びたが
それは就職予備校としての大学化を推進した
いいかげん気が付くべきは、親なのだが

大学の改革に入るとまず
ぼくは
収入・経費・学生への負担の話をする
私立大学は百年もやっていると
教育基金を何百億かため込んでいる
これは
馬鹿な教授を高額で雇うためではない
入学してきた学生をきちんと一人前にして
社会に送り出すためにあるのだ
私学は建学の精神を教えられなかったら存在意義はない


さてこの法政大学の先生
自分の資産をなげうち
私的奨学金を作った
哲学の先生である
学生がせっかく、自分のところに哲学を学びに来たのに
経済的理由で
中退する、ということに、ずっと心を痛めていたらしい

彼の志が
法政大学を動かし、文科省を動かし
ということにはならない
それが
半分喜び、半分は悲しい

大学改革の第一人者にいわせれば
日本の大学は
「学問と貧困」
という重要課題に即、取り組まなくてはならない
経営陣の能力が足りない
といっている場合ではない
by kongojiamarron | 2016-03-08 02:27 | 教育 | Comments(0)

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