満州裏史読了
この本を読んでわかった事
1.東条英機を支えたのは岸信介と甘粕正彦であったこと
2.満州国の経済を支えたのは大豆では無くアヘンだったこと
ますます疑いが濃くなった事
1.満州国の資金が戦後岸信介の政治資金に使われた
2.アメリカが満州国の資産を収奪している
3.アヘン経済はどこに潜ったのか
満州国は昭和7年(1932年)3月1日(二年後から満州帝国)に建国され
昭和20年(1945年)8月17日消滅した、13年と5ヶ月
日本の現代史を考える上では貴重な研究対象である
この本も甘粕氏中心のほんなので
多少偏りがある
すべての本には偏りがある
しかし偏りを集めてみればなんとなく全体像がわかる
満州国のキ-ワ-ドを7つあげておく
「満鉄調査部」
「李香蘭」
「瓜生長吉」
「川島芳子」
「石原完爾」
「溥儀」
「ハルピン」
歴史はその後をトレ-スするだけではだめで
それが現代にどう生かされているのかを見極めなくてはならない
満州開拓団は明治以来の棄民政策の延長、それは小泉竹中政権の格差社会につながる
満州国は共和国でスタ-トしながら清朝の王政復古につながっている、いまだに天皇制を死守するゴ-マン小林よしのりレベルの頭につながる
特急あじあは時速130kmこれが新幹線になった
満州国は鉄道沿線の都市開発、日露戦争以降箱物行政をしていった
経済は官業の満鉄ではすぐに行き詰まりをみせた
あたらしい経済システム構築は官僚には出来ない