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コンサルの独り言

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マ-ケテイング・コンサルタントの独白です。

家族の崩壊

1985年の国勢調査を見ていたころの話だから
きっと88年頃いまから30年以上前の話した゛
何に気づいたかというと
未婚率
5年ごとの国勢調査でみると
確かに増えている
そののびは30年立ってはっきりした

しかし当時勉強会を作って
趣旨に賛同したのはわずか5社だった
この変化はじつは1975年に始まり

1993年に位相を変えて定着化しつつある
米国流の稚拙なマ-ケッタ-達は未だに解っていない
しかも不幸なことに
この国の企業担当者は20年間判断停止状態にある
唯一中小企業が体感で新業態新商品を展開している
しかし
根本原因がわかっていないので対処療法になり
一定程度のおおきさになったところで
ジエンドになる
これがこの国の不況が20年続いている理由である
さて
山田昌弘氏の本を紹介しておく
家族の崩壊_d0202960_920585.jpg

かれは戦後家族の解体という解釈だが
少し、だいぶ混乱してこの本を書いている
しかし重要な指摘がいくつかある

社会学者の欠点を補うとしたら
消費財の変化を補足すればいい
サ-ビス財の変化
小売り業態の変化
住居形態の変化

1950年代
米国のテレビドラマは幸せな家庭を描き出した
そのうらには米国家庭の深刻な崩壊が進行していた
2000年以降韓国ドラマが日本に入ってきている
あれも家族という集団の崩壊を表している
ひとつの表象が社会に歓迎される時
実態はおうおうにしてその真逆に動いている

そしていまこの国は
団塊世代の家庭崩壊に直面している
子供は親と関係なく
中高年の独身層は生涯独身へと定着化しつつある
消費形態が米国流マ-ケティングでは説明不可の構造になり
変化は急激になっている

階層化
家族消費が象徴化になった
シングル消費の固定化
世帯財は一部のみ


そして情報消費はなんでもありになり
広告代理店はすでに機能を失っている

こんな難しい話なのに
与謝野君ではとうてい無理
幼稚園児が
車を動かそうとしているようなものだ
彼に動かせるのはせいぜい乳母車まで
by kongojiamarron | 2011-05-24 09:37 | マ-ケティング | Comments(0)

by kongojiamarron